冬を代表する果物のひとつ・・・金柑(きんかん)について
- ご近所さんからたくさん頂いた
- 毎年庭の木に出来るけど特に使い道がない
- たまには変わったジャム(マーマレード)が食べたい
- スーパーの売り場で見かけて気になって
という方々に、超簡単な金柑ジャムの作り方の紹介です。
おすすめの食べ方と、気になる成分の効能も後述します。
もちろんスーパーで売っているのでも構いませんが、
木に出来ているものを収穫するのも楽しいです!
まずは収穫するところから
金柑の実は出来るだけオレンジ色の濃いものを選んでください。
まだ緑がかっていたり、小さめなのはまだ置いておきましょう。
そのうち色付いてきます。
手で採るのも可能ですが、枝を痛めることもありますので
少し先の尖ったキッチンバサミ等で、実の付け根から切ると良いです。
また、枝には所々にトゲが生えていますので、手に刺さらないように
注意が必要です。
何を準備したらいいの?
用意するものは簡単で、以下の通りです
- 金柑・・・500g(下茹で前の生の状態)
- グラニュー糖・・・50g(目安は金柑の10分の1程度)
- 水・・・適量
金柑の種類によっては甘かったり、酸味の強いものもありますので
砂糖はお好みで調節してください。
金柑ジャムの作り方手順は?
まず収穫した金柑のヘタを取ります。
爪でほじるように、つまむようにすると取れやすいです。
ヘタのかけらも残らないように丁寧に取りましょう。
↑ ヘタの部分を摘み取ります。
↑ こんな感じです。
ヘタが取れたら実をざるに入れて全体的によく洗います。
外にずっとなっていたものなので、意外と汚れている場合が
あります。
洗い終わったら大きめのお鍋に湯を沸かし、
皮をむきやすくするための「下茹で」をします。
実を入れて再び沸騰してから5~10分くらいです。
しばらくすると金柑の実の表面が部分的に裂けてきます。
そろそろかな、と思ったら箸でひとつつまみ出して冷ましてから
指で皮をむいてみてください。
スルッと、簡単に中の実が出てきたら大丈夫です。
ちょうど巨峰など、ぶどうを食べる時に中の実を押し出す感じです。
↑ これが皮の方です。
このまま食べても普通に美味しいです!
↑ こちらは中身の方です。
種がたくさんありますが、フォークで取り除けば
これも美味しく食べられます!
金柑ジャムに使うのは「皮の方」ですが、
「中身」を 捨てるのが勿体無かったので、私は調理の傍ら
オヤツ代わりに食べていました。
さて、次に金柑の皮を包丁で千切りにします。皮の繊維が結構
しっかりしているのと、内側がヌルヌルしていて滑るので
やや切りにくいです。
↑ 画像よりもっと細かく切っても良いです。
あまり大きいと後で潰すのも大変なので、
みじん切りでも構いません。
細かくなった金柑をお鍋に移して、水をひたひたに入れます。
だいたい金柑が全体的に浸かるくらいにします。
あらかじめ用意してあるグラニュー糖を入れて火にかけます。
はじめは強火でも良いですが、煮立ってきたら
焦げ付く可能性がありますので弱火にします。
木べらで金柑を潰すような感じで混ぜ続けます。
水の量と火加減にもよりますが、20~30分くらい煮込みます。
時折味見もしながら、必要なら砂糖を追加してください。
まだ金柑が硬いのに水気がなくなってきた場合には、
少しずつ水を入れます。
↑ 最終的にはこのくらいになります。
あまり水気がないのに煮過ぎると焦げ付いてしまい
風味が悪くなります。
適度な歯ごたえと甘みがあれば完成です!!
出来上がった後の保存方法は?
基本的に保存料を使っていませんので、1週間~10日くらいで
食べ切るつもりで保存容器に入れます。
また、一度口をつけたスプーンなどを使わないようにしましょう。
唾液から雑菌が繁殖してジャムが傷みやすくなります。