妊娠検査薬で陽性が出たり産婦人科で妊娠が判明された妊婦さんの方々、まずはおめでとうございます!
ところで葉酸(ようさん)は意識的に摂られているでしょうか?
すでに食事やサプリメントなどで適正量を摂取されている方にはおさらいも含めて、「葉酸?なにそれ?」という方はぜひ一読されることをおススメします。
妊娠初期(だいたい3ヶ月まで)のお腹の赤ちゃんにとって葉酸はかなり重要です。
今日はそんな葉酸の必要性や上手な摂取方法について色々と調べてきました!
私の集めた情報が、お忙しい貴女の役に立てば幸いです。
妊娠初期に葉酸が必要になる訳は?
まずこの疑問について一言で答えるとするなら
『より安心・安全な出産をするため』という点に尽きます。
厚生労働省によると、妊娠初期(妊娠から約3ヶ月まで)に適正量の葉酸を摂取した場合、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを軽減できるとされています。
(参照:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより)
胎児における神経管閉鎖障害というのは具体的に次の2点になります。
- 二分脊椎症
- 無脳症
上記は通常、胎児1万人に対して約6人程度の割合で発生するといわれています。
下半身に障害が出たり、赤ちゃんの頭部がほとんど形成されないといったとても恐い症例でもあります。
お腹の中で死産や流産になったりするほかに、生まれてから重篤な障害が一生残る場合も考えられます。
しかし、妊娠初期に必要な葉酸を適切に摂ることでこれらの危険性を約70%軽減できるとされています。
妊娠初期にはどれくらいの葉酸が必要?
アメリカやヨーロッパなどではこの分量が若干違いますが、我が国ではこの時期1日あたりに必要な葉酸は400μg(=0.4mg)と定められています。
同時に、葉酸の過剰摂取にも注意が必要です。
1日に1000μg(=1mg)を超えた量の葉酸摂取が続いた場合、生まれてくる赤ちゃんに喘息や蕁麻疹(じんましん)といった症状が出る可能性があります。
ちなみに大量の飲酒は葉酸の吸収や代謝を妨げてしまう可能性があります。
妊娠が判明すればお酒を控える方がほとんどかとは思いますが、せっかく摂った葉酸を無駄にしてしまわないように気をつけましょう。
おススメの摂取方法は?
葉酸の性質として体内での蓄積が難しく、一度にたくさん摂っても尿に混じって体外に排出されてしまいます。
それから熱に弱く水溶性でもあるため、加熱調理の過程でその食材の葉酸が半減してしまうといわれています。
また、悪阻(つわり)の辛い時期と重なることも多いため、葉酸の量を考えた食事を作るのが困難な場合も考えられます。
そんな葉酸を定期的かつ適正分量摂取するには、やはりサプリメントに頼るのが効率的です。
厚生労働省からも2000年に『妊娠の可能性がある女性は通常の食事からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日400μg(マイクログラム)の葉酸を摂取するように』という通知が出ています。
葉酸サプリ自体は数多くのメーカーから作られており、近くの薬局やドラッグストアにも見かけることができます。
しかし、そんな中で私がおススメしたいのはこちらです。
どれを飲むかで迷っておられるなら、信頼と実績のあるこのサプリメントを推奨します。
まとめと私の体験談
中には「すでに妊娠3ヶ月過ぎてるけど、今から葉酸を摂っても遅いの?」と不安になる方もおられると思います。
ですが、もう手遅れというわけではありません。
妊婦さんには出産されるまで(母乳育児の場合は卒乳まで)、妊娠されていない女性に比べて約2倍の葉酸量が必要になります。
妊娠されるまで意識的に葉酸を摂っていなかったからといって、必ずしも赤ちゃんに障害が出たりするわけではないのです。
大切なお腹の赤ちゃんのためにも、妊娠が分かったのを節目として葉酸摂取を開始されることをおススメします。