生後半年くらいして、赤ちゃんに可愛らしい歯が生えてきた!
ではそろそろ離乳食を・・・
と考えておられるお母さんお父さん、うまくいっていますか?
離乳食レシピを見ながらせっかく作ったのに、大泣きして
一口も食べてくれないのではありませんか?
そんな方々のお役に少しでも立てればと
赤ちゃんが離乳食を嫌がって食べない原因と対策を
徹底的に調べてきました!
離乳食そのものを嫌がる原因とは?
まずは考えられる原因が色々と出てきました。
思い当たる項目は無いでしょうか?
- 離乳食が硬すぎる
- 味が気に入らない
- 食べるのには熱過ぎる(冷た過ぎる)
- 一口が大きすぎる
- 水分が少なく喉に引っ掛かる
赤ちゃんに歯が生えてきたといってもこの頃ではまだ上2本と
下2本位かと思われます。
当然ながら噛む力は弱く、口には入っても大きなものや
固形物はほとんど食べられません。
基本的に調味料は使いませんので、味に関してはまさに
「味気ない」ものにしかなっていません。
一般的に赤ちゃんは「甘い味」を好み、「苦い味」「酸っぱい味」は
嫌う傾向にあります。
離乳食は必ず過熱したものをあげますので、
温度に注意が必要です。
冷た過ぎるのはまだ良いとしても、熱過ぎるのは口の中や舌を
やけどする可能性もあります。
赤ちゃんは口の中のものを飲み込む力もまだまだ弱いです。
水分がある程度あれば喉も通りやすいのですが、
乾燥してパサパサしているものは喉に引っ掛かりやすいので
注意が必要です。
そのほかに離乳食を嫌がる原因とは?
- スプーン、フォークが気に入らない
- 食べたい気分ではない
- 体調が悪い
- まだ離乳食の時期ではない
- 食べ物を食べ物と思っていない
これまでミルクや母乳に慣れていたために
「スプーン」という「異物」をすぐには受け入れられません。
シリコン製で柔らかくても慣れていた哺乳瓶の感触とは違い、
見た目も違っています。
それから赤ちゃんは気分的なものです。
眠かったり、おもちゃで遊びたかったり、その日の体調が悪いことも
考えられます。
また、時期的なもので離乳食自体が赤ちゃんにとって「少し早過ぎる」
という場合もあります。
私の娘も最初、スプーンに乗せられた離乳食を
食べ物とは思っておらず不思議そうな顔で固まっていました。
なかなか口を開けないもので、ちょっと開いた隙に入れてみると
当然のように泣いて抵抗されました。
上手に離乳食を食べさせるには?
まずは精神論になりますが、私たち(=離乳食をあげる側)の気持ちを
おおらかに持つことが重要です。
使命感に燃えて気合を入れ過ぎて
「何が何でも食べさせる!」
「絶対に食べないとダメよ!」
では、赤ちゃんも警戒して怖がってしまいます。
逆に
「無理して食べなくてもいいよ」
「気が向いて食べたくなったらでいいよ!」
というくらいの心構えでいきましょう。
離乳食自体に関すること
- 片栗粉でトロミをつける
- かぼちゃ、人参の割合を増やして甘みをつける
- 塩、醤油、ケチャップ等で「ほんの少し」味をつける
- 食物繊維の多い野菜は特に細かく刻む
- 慣れないうちは食材をペースト状にする
- むせるようなら合間にお茶、水で喉を潤す
砂糖に頼らず食材本来の甘みとして、人参、かぼちゃの割合を
増やしてみるのも良いです。
食べやすさ、喉越しに関しては「納豆」「オクラ」「かぼちゃ」が
おすすめです。
食材から出る「粘り」によって、スプーンからこぼれにくく
赤ちゃんの飲み込みも助けるという利点があります。
粘りのある食材がなく、食べにくそうなら片栗粉を少量の水で溶き
熱いうちに混ぜてトロミを付ける方法もあります。
タマネギ、ネギ、ごぼう、ほうれん草など繊維がしっかりしたものは
加熱した後にしっかりと包丁でみじん切りにした方が食べやすいです。
お粥とおかずを交互に食べさせて、時折お茶かお白湯を飲ませましょう。
スプーンいっぱいに乗せずに、半分くらいにしておいて
前に口に入れたものが完全に飲み込まれてから、次のを入れます。
あまり急かして次々に口の中に入れると「噛む練習」が
おろそかになってしまいます。
それ以外のこと
- できればお父さん、お母さんも一緒に食卓を囲む
- うまく食べられたら最高に褒めてあげる
- 早い子もいれば遅い子もいると考える
家族が揃ってひとつのテーブルを囲み、赤ちゃんに話しかけながら
食事をすることはとても大切です。
赤ちゃんは目の前のお皿に入っているものが見えています。
ただ、最初はそれが何なのか分かりません。
でも、お父さんお母さんも同じようにしてご飯を食べていると
「お皿の上のものは食べ物」と理解するようになります。