皆さんのお子さんに関して、こんな経験はありませんか?
- 田舎の祖父母の家に泊まったとき・・・
- よその家の猫や犬を抱っこしたとき・・・
- 寒い日の夜、用事で外に出たとき・・・
- 冬場、短距離走などで急な運動をしたとき・・・
子供が苦しそうに「ゼエゼエ、ハアハア」と呼吸の様子がおかしい。
それは「小児喘息」の可能性があります。
スイミングに通うと喘息が治る?
これは昔からよく言われている話ですが、本当なのでしょうか?
実は私も小さな頃から喘息気味で、上に書きました4つの場面が
そっくりそのまま当てはまりました。
祖父母の家に泊まりに行くと、夜に喘息が出て眠れない。
犬や猫が好きなのに、しばらく触っているうちに喘息がやって
きました。
そんな私を見兼ねた親が、どこでどう聞いてきたのか喘息には
水泳が良いらしい・・・ということでスイミングに申し込んでくれました。
かれこれ30年近く前になります。
当時の私は幼稚園、そこから高校卒業までの13年間に及ぶスイミング
通いが始まりました。
先に結果を申し上げますと、私の場合には「喘息になりにくくなった」
といえます。完治したわけではなく、30代半ばとなった現在でも一年に
1~2回は喘息気味になります。
具体的に水泳が喘息に良いといわれる点
ざっと調べたことと、私個人の私見も入っています。
- 水中での浮力を利用することで、身体や心肺への負担が少なくなる
- 温水プールなら「湿度」「温度」が気管支に対して適切
- 正しい息継ぎを覚えることで、一定の呼吸リズムを作ることができる
- アレルギーの元になる「ハウスダスト」や「ダニ・ノミ」類が極めて少ない
- 肌の露出により皮膚を鍛えることができ、身体の抵抗力が上がる
- 肺活量を増やすと同時に、呼吸機能の強化が期待できる
というように、ただ身体を鍛えるためであれば陸上トレーニングやサッカー、
野球といった他のスポーツでも可能です。
しかしながら、喘息に対してより効果的なスポーツということなら水泳が
お勧めです。
アトピー性皮膚炎のお子さんにはご注意を!
水泳の良いことばかりを書き連ねてしまいましたが、ここで少し注意を
お願いします。
屋内、屋外を問わずに通常の場合においてプールの水は塩素による
消毒がなされています。
プールに入らなくても見学された時などに「ツンと鼻にくる臭い」を
感じられた方も多いと思います。
個人差はあると思いますが、アトピー性皮膚炎の肌にはあの塩素が
大敵になる場合があります。