ウスターソースとオイスターソースの違いって何!?おススメ料理も一挙公開!!


晩御飯の支度中に家の冷蔵庫にあるウスターソースが切れて しまいました・・・
横には未開封のオイスターソースが・・・。 わざわざ買いに行くのも手間ですし、
代わりに使いますか?

スーパーの調味料コーナーのソース類売り場に置いてあります
「ウスターソース」「オイスターソース」
名前も色もよく似てますので、きっと味も似ているような気が
しますね。

ソース

果たしてそうでしょうか?
料理に使う前に、それぞれのソースについて調べてみました。
ガスコンロの火を一旦消して少しお付き合いをお願いします。

まずはウスターソースの由来

ソース自体の歴史は古く、ヨーロッパのルネッサンス時代(17世紀)
から存在したといわれています。
なぜ「ウスター」という名前になったのかといいますと、19世紀の
初めにイギリスのウスターシャー州の女性が料理で残った食材と
調味料を合わせて保存しておいたら偶然にもソースが出来ていた
そうです。やはり、最初に発見された土地や人物の名前が付くもの
なのですね。

ウスターソースの特徴

元祖イギリスのウスターソースの主な原料としてモルトビネガーに
漬け込んで発行させたタマネギ、ニンニク、アンチョビなどに数種類の
スパイスが配合されています。
対して日本のウスターソースにはアンチョビは使用されず、スパイスも
控えめに入れられています。
使用方についても、イギリスでは隠し味に少量用いられる程度ですが、
日本では焼きそばやお好み焼き、揚げ物などに多量にかけられて
います。
そして大衆食堂などのテーブルの上では、醤油とならんで調味料の
代表的な地位を獲得しています。

余談になりますが、醤油とウスターソースはテーブルに置いたまま
見た目だけで判別するのはほぼ不可能と言われています。判別の
方法は「光にかざし」て赤紫色に見えたらそれは醤油です。
まあ、小皿などがあれば1~2滴垂らして味を見れば簡単ですね。

とんかつソースや中濃ソースもウスターの仲間?

日本にウスターソースが現れたのは1800年代の後半の明治時代に
なります。当時の醤油メーカー各社が試行錯誤の上、作り出したのが
ウスターソースであり、市場に出回り一般化したといわれています。
そして、現代では当たり前のように使われています「とんかつソース」、
「中濃ソース」などの比較的粘度の高いソースは1950年頃に発明され、
各家庭に浸透していきました。
歴史的に見ればとんかつソースはまだ新しい方なのですね。
ウスターソース<<<中濃ソース<<<とんかつソース
の順で粘度が高くなります。
ちなみに、それ以外にも「たこ焼きソース」「焼きそばソース」「お好み
ソース」・・・などなど多くのソース類がありますが、いづれも元を辿れば
分類的にウスターソースに行き着きます。

地域性によるソースの違い

皆さんご存知の方も多いと思いますが、味噌や出汁(だし)が地域に
よって違うようにソースにも東西南北に分かれて違いがあります。
・関東地方及びさらに北の方では「中濃ソース」
・関西地方及びさらに西の方では「ウスターソース」「とんかつソース」
・名古屋周辺では「こいくちソース」という独特の風味を持つソースが
好まれているようです。

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ではオイスターソースの特徴とは?

ずいぶんウスターソースよりの調査になってしまいましたが、ここからが
オイスターソースの報告です。
まずウスターとの大きな違いである原料ですが、その栄養価の高さから
海のミルクといわれている「牡蠣(かき)」が使われています。
野菜中心のウスターとは全然違いますね。作る方法としては牡蠣を塩茹で
して、その煮汁に澱粉(でんぷん)や小麦粉を加え、調味料で味を調えます。
年代的には日本でウスターソースが出来た1800年代の後半、中国の
広東省にて発明されたとされています。

オイスターソースによく合う料理は?

とんかつなどの肉系の料理や、お好み焼き、たこ焼きなどのいわゆる
「粉もん」によく合うウスターソースとは対照的に、オイスターソースは
野菜系によく合います。
発明地とされる広東をはじめ、広く中国では「野菜炒め」や「ゆで野菜」
には定番の調味料となっているそうです。

最後にまとめ

ウスターソースとオイスターソース・・・言葉は似ていますが、発祥や
原材料、用途もかなり違いました。
もしあなたの晩御飯がウスターを使った和洋食だとしたら、代わりに
オイスターを使うことで中華料理に変更するのも良いかもしれませんね。

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