世の中には1文字違うだけでその意味が
全然違ってくる言葉がたくさんあります。
誤って覚えた知識を鼻高々でひけらかした結果、皆の前で赤っ恥・・・
なんて経験はないでしょうか?
私にはたくさんあり過ぎて困りものです。
「あんちょこ」と「アンチョビ」もそのうちのひとつですが
今日はその違いについて徹底的にご説明します。
明日の朝礼ネタに、友人とのたわいのない会話に
デート中の話題作りなどにいかがでしょうか?
あんちょこって何?
最近の若い年代の方だとあまり耳にされたことがないように思います。
語源は意外と古く、昭和の初め頃から使われてきました。
今年が2015年なので実に90年位昔からということになります。
読みは「安直(あんちょく)」が変化した(訛った?)とも言われています。
そして肝心の意味ですが
いわゆる「教科書ガイド」のことなのです。
実は私も高校時代に古文や漢文、英語の教科書などで
大変お世話になりました。
毎日遊んでばかりで、次の日の予習など殆どしなかった私には
素晴らし過ぎる代物でした。
他の呼び名としては
- カンペ(カンニングペーパー)
- 虎の巻
- 閻魔帳(えんまちょう)
- 教科書の教科書
などとも呼ばれています。
しかし、当時は先生に見つかるとかなり怒られたり
場合によっては没収されたりしました。
確かに英訳、和訳、読み方、意味調べなどの宿題には
絶大な効果を発揮します。
そんな「あんちょこ」ですので管理は本人の責任でもって
取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。
また、勉強という本来の目的を失ってしまう可能性がありますので
節度を持ってご利用下さい。
アンチョビって何?
これも若い世代にはあまり馴染みがない言葉だと思いますが
ニシン目カタクチイワシ科の小魚の総称です。
要するにイワシなどの小さな魚の事です。
世界的にはこの「小魚自体」の名称ですが
日本では一般的に「塩漬けにした加工品」を指すことが多いです。
食用以外では畑の肥料や、家畜の飼料などにも利用されます。
また、煮干しや魚醤(ぎょしょう)の原料にもなっています。
参考までに世界各国の言葉を紹介します。
- 英語・・・アンチョビ(anchovy)
- イタリア語・・・アッチューガ(acciuga)
- フランス語・・・アンショワ(anchois)
食べたことのある方には分かると思いますが
アンチョビは非常に塩っ辛いです。
お酒の肴としてそのまま食べても良いですが
サンドイッチの具材にしたりペースト状にしてパンに塗って食べます。
調味料としての使用方法もあり、ピザやパスタ、シーザーサラダなどの
味付けにも用いられます。
一時期流行しましたが、イタリア料理の「バーニャ・カウダ」にも
使われています。
ちなみに、似ているものにオイルサーディンがありますが
こちらは「加熱されて油漬け」になっています。
アンチョビは「非加熱で塩漬け」です。
原料は同じような小魚ですが、加工方法が異なります。
まとめと私の体験談
あまり使われることはありませんが「餡チョコ(あんちょこ)」というと
甘党の人を指す場合もあります。
要するに「和の餡(あん)」も「洋のチョコ」も好きという人のことです。
使い方としては
- 「俺、実は餡チョコだからさ」
- 「あの人、きっと餡チョコだよね」
といったところでしょうか。
決して蔑んでいる表現ではなく、私は逆に可愛いと思います。
さて、「あんちょこ」と「アンチョビ」の違いはいかがでしたでしょうか?
私たちが生きていく上で、おそらくそう影響はないと思いますが
知っていて損はないでしょう。
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