皆さんこんな疑問はないでしょうか?
可愛い赤ちゃんのお腹がゆるかったり下痢をしている時に
- 何を食べさせたらいいの?
- 食べさせたらダメなものは?
- 水分はどうしたらいいの?
- 食欲がないときは?
などなど、私にも1歳半の娘がいますが
よくお腹をこわします。
その度に病院のお医者さんをはじめ
保育園のベテラン保母さんや栄養士の方々から
たくさんのアドバイスを頂きました。
目次
下痢しているときの大原則は?
まず基本的に
出ているもの(便)と同じ固さの食べ物を
食べさせる
ことが良いとされています。
これは小児科の先生に聞いた話ですが
私も「なるほど!」と思います。
胃や腸が弱っている場合において
今の便の柔らかさ以上に固いものは消化できないのです。
その原則を踏まえた上でオススメの食品と
避けたほうが良いものなど徹底的に調べてきました。
食べさせても大丈夫なものは?
赤ちゃんの月齢別にまとめてみました。
離乳食の開始時期は個人差がありますので
あくまで目安になります。
生後6ヶ月前後では
- おかゆの上澄み
- つぶしがゆ
- マッシュポテト
- マッシュかぼちゃ
- りんごのくたくた煮
生後8ケ月前後では
- 全がゆ
- うどんのくたくた煮
- マッシュさつまいも
- 白身魚おかゆ
- 野菜煮込み
生後1歳前後では
- しらすがゆ
- にゅうめん
- うどん
- 鶏肉入り茶碗蒸し
- 煮びたし
- 温野菜スープ
生後1歳半前後では
- おじや
- 雑炊
- 卵とじ
など、だいぶ大人に近いものが食べられるようになりました。
ジャガイモやカボチャ、サツマイモなどでん粉を多く含む食品は
消化吸収が良く、下痢で緩くなっている便を固くする働きがあります。
また、リンゴやニンジンなどに多いペクチンも便を元通りにする
効果が期待できます。
それから体調を整え、体力の回復に欠かせない
ビタミンCの補給にも最適です。
マッシュにすることで口当たりが滑らかになり
赤ちゃんでも喉を通りやすくなります。
ポイントは
- 必ず加熱する
- とにかく柔らかくする
- 食べさせるときは人肌くらいに
ということを心掛けて食事の準備をしましょう。
食べさせない方が良いものは?
下記に挙げるものは大人でもお腹の調子が悪いときには
避けた方が良いものばかりです。
大人でも消化しにくいものは当然ながら赤ちゃんにとっても
好ましくありません。
下痢を長引かせる原因となりますので
充分に注意が必要です。
- 繊維の多いもの
葉ものの茎、ごぼう、れんこん、海藻類、きのこ類、豆類 - 脂肪の多いもの
バター、マーガリン、植物油、脂肪の多い魚や肉類、チーズ
ホワイトソース、生クリーム、マヨネーズ - 油っこいもの
から揚げ、天ぷら、炒め物 - 刺激の強いもの
カレー、ニラ、玉ねぎ、にんにく - 乳糖を含むもの
牛乳、ヨーグルト、チーズ他乳製品全般 - 糖分の多いもの
お菓子、ジュース、カステラ、プリン、ゼリー類、果物の缶詰 - 柑橘類
みかん、オレンジ、グレープフルーツ - 冷たいもの
ゼリー類、ヨーグルト、冷たい麺、冷たいスープ、アイスクリーム - 身体を冷やす効果のあるもの
きゅうり、トマト、スイカ、梨
上記のものはいくら加熱しても与えるのはやめましょう。
腸の乳糖分解機能が低下している場合があるので
牛乳をはじめ、乳製品はしばらく避けておきましょう。
ちなみにノンラクトという乳糖を含まないミルクもあります。
普通の牛乳や一般的なミルクでお腹を壊してしまう子のための
母乳代替食品になっています。
赤ちゃんが欲しがったり、喉越しが良さそうですが
ヨーグルトやゼリー、プリンなどは避けましょう。
お菓子に含まれる糖類もお腹への刺激となります。
油っこいものは当然ですが、果物類も「生」の状態では
消化吸収されにくく結局そのまま出てきてしまいます。
水分はどうしたらいいの?
下痢の状態が続くと水分が大量に失われるので
水分補給が必要となります。
赤ちゃんは大人よりも脱水状態に陥るスピードが速く
油断しているとすぐに水分不足になってしまいます。
気付いたときには既に脱水症状だった・・・
などということの無いように下記のものを人肌あるいは
室温に温めてこまめに与えるようにしましょう。
- 湯ざまし
- 麦茶
- 小児用イオン飲料
- リンゴ果汁
上でも書きましたが、糖分は下痢をひどくすることがあるため
ジュース類は温めても与えない方が良いと思われます。
その他の注意点とは?
赤ちゃんに食欲が無い場合には無理に離乳食や
食事を与える必要はありません。
反対に食べるからといって好きなものばかり食べさせていては
治るものも治りません。
それから、消化機能が弱っているために普段は大丈夫な
アレルギー食物にも注意しましょう。
少量でも「負けて」しまう場合があります。
対策については下記の記事にまとめてみました。
赤ちゃんの食物アレルギー対策は大丈夫?気になる解決法はコレだ!!
また、毎日の赤ちゃんの便を注意深くチェックしましょう。
柔らかいのが治まってきたら、それに応じて
食べさせる物の固さを徐々に普通に戻していきます。
赤ちゃんのお腹の調子が少しでも早く良くなって
いつも通りの楽しい食事ができますように!
その他、こちらの記事も参考になれば幸いです。
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