赤ちゃんの名前というのは、私たち親が子供に贈る「1番最初のプレゼント」などともいわれています。
そんな赤ちゃんの名前ですが、いつ頃考えて決めるのが良いのでしょうか?
タイミング的には大まかに分けて
- 妊娠以前から
- 妊娠したのが分かってから
- 赤ちゃんの性別が分かってから
- ママのお腹が目立ち始めてから
- 臨月に入ってから
- 出産してから
という6つ位が主かと思われますが、上のうちどれが正解でこれは間違っているということはありません。
ただ、妊娠~出産までの間でだいたいこの辺りで考え始め、最終的に決定したのはこの時期という統計は出ています。
今日はそんな赤ちゃんの命名についてのおススメ時期を色々と調べてきました!
「そろそろかな?」「まだ早いかな?」と迷われたり、他のママさんはどうしているのか気になる方のお役に立てれば幸いです。
目次
全国的な統計はどうなっているの?
おススメの時期を紹介する前に、他のママさん方が赤ちゃんの名前を考えたり決めたりしている時期の割合をみてみましょう。
赤ちゃんの名前を考え始めたのは?
2008年のデータになりますが、赤ちゃん用品のメーカーでもあるcombi(コンビ)が行ったアンケートを紹介します。
- 妊娠前・・・・・・7%
- 妊娠~3ヶ月・・・11%
- 4ヶ月~5ヶ月・・・18%
- 6ヶ月~7ヶ月・・・30%
- 8ヶ月~9ヶ月・・・22%
- 臨月・・・・・・・7%
- 生まれてから・・・5%
このように妊娠6ヶ月~7ヶ月の辺りをピークに約3割の方々が、赤ちゃんの名前について考え始めています。
これはエコー検査などでだいたい赤ちゃんの性別が分かる時期と一致しています。
性別判断は100%確定ではないとしても、やはり「男の子か女の子か」分かった時点というのがひとつの節目でもあるようです。
次いで多いのが妊娠8ヶ月~9ヶ月と、ママのお腹が大きくなってくる頃でもあります。
母親になるという自覚に加えて、周りからの「名前は決めてるの?」といった会話などから考えるようになった方も多いそうです。
上の分布を見てみると、だいたい臨月までに赤ちゃんの名前を1度でも考えたという方は約9割おられます。
赤ちゃんの名前が決定したのは?
同じくコンビがお子さんのおられるママに対して行ったアンケート結果によりますと
- 妊娠前・・・・・・2%
- 妊娠~3ヶ月・・・1%
- 4ヶ月~5ヶ月・・・3%
- 6ヶ月~7ヶ月・・・9%
- 8ヶ月~9ヶ月・・・21%
- 臨月・・・・・・・17%
- 生まれてから・・・47%
このように最終的に名前が決定した時期というのは生まれてからが圧倒的に多く、約半分の方々が返答されています。
次いで割合が多いのは妊娠8ヶ月~9ヶ月及び、臨月の時期になります。
この頃には胎動もそれなりに大きくなり、赤ちゃんの名前を決めてお腹に呼びかける方々が増えてくるためと思われます。
名前を早く考える(決める)メリットは?
まず大きなメリットが2つありまして
- とにかく考える時間がある
- お腹の赤ちゃんを名前で呼ぶことができる
という点に尽きます。
特に「時間がある」ということは、さらにそこからいくつかの利点が生まれます。
パパとママの共通の話題にもなると思われる他、字画・姓名判断・運勢・親との相性・響きなど名前について様々な事を調べることが可能です。
そして、近所や親戚を含め知り合いや職場の人の子供の名前と被ってないかどうかも下調べすることができます。
これには気にする人、しない人がいるとは思いますが、色々考えてようやく決めた名前と同じ名前の子が身近にいると少し残念な気もします。
それから中には『我が〇〇家では代々、名前の一部に「※」という文字を入れる慣わしがある』という家も存在します。
名前を決めた後で揉めないように、パパの方のご親戚にも一応確認しておいたほうが良いでしょう。
また、早くから名前を決めることでお腹の赤ちゃんに呼びかけることもできます。
胎教の一環として良いだけでなく、パパに対して「親としての自覚」を芽生えさせるのにも役立つといわれています。
さらに、いざ出産となった場合に病院によってはネームバンドやプレートに赤ちゃんの名前を書いてもらえる所もあります。
これは結構嬉しかったと、私の友人も話していました。
反対にデメリットはあるの?
名前を早く考えることにも多少のデメリットは考えられます。
- 夫婦の足並みが揃わないことがある
- 親戚や友人などから名前の候補を色々薦められる
これは実際にお腹に赤ちゃんのいるママと、そうではないパパとの意識の違いで起こることがあります。
「そろそろ赤ちゃんの名前を考えてあげたい」と思うママに対して、なかなか実感の湧かないパパは「まだ早いんじゃない?」だったりします。
また、お節介気味の周りの人から名前の候補をいくつも挙げられることもあります。
それが義理の父母の意見だったりするとなかなか無下にできないことも考えられます。
どちらにしてもパパとよく話し合い、できるだけ夫婦間での意思の疎通をはかっておくことが大切です。
名前を遅く考える(決める)メリットは?
この最大のメリットとしては生まれた赤ちゃんの顔を見て決められるということではないでしょうか。
上の項目でも紹介したとおり、約半数の方が赤ちゃんが生まれてから名前を決定しています。
ママにとっては、陣痛の苦しみや辛さを頑張って乗り越えての喜びだと思います。
パパにしても「自分は何もできない」と思いながらも、ロビーや待合室でママと赤ちゃんを応援されている筈です。
中には出産立会いをしてママの手を握ってくれたり、身体をさすって励ましたりしてくれる場合もあります。
そんな生まれたての赤ちゃんを抱いているうちに、自然といくつかの候補の中からその子に最も相応しい名前が浮かんでくることも多いそうです。
こちらにもデメリットはあるの?
やはり名前を遅く決めるという点において
- 考える時間が足りない場合がある
- お腹の赤ちゃんに名前で呼びかけられない
(愛称などで呼ばれている方はおられます)
というような短所はあります。
特に出産後のママは赤ちゃんに付きっ切りでかなり大変です。
おまけに5日~1週間くらいは入院のため、パパとゆっくり名前について話し合うことも難しいと思われます。
ちなみに、役所に出生届を提出する期限は出産日を含めて14日間です。
婚姻届と同じく夜間や土日祝日、お盆や正月も24時間365日受け付けてもらえます。
また、どうしても迷って決められなかったりする場合には、『名づけ本』を参考にするのも良いでしょう。
流行の名前ランキングや漢字の持つ意味、込められている願いなども知ることができます。
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まとめと私の体験談
最後になりましたが、私なりに考えた赤ちゃんの命名時期のおススメとしては
- 妊娠が分かってから・・・下調べをしつつ何となく考えておく
- 性別が分かってから・・・いくつか候補を挙げて絞っていく
- お腹が大きくなってから・・・名前で呼びかけたい人はここで決める
- 出産してから・・・赤ちゃんの顔を見てからの人はここで決める
というのはいかがでしょうか?
冒頭に書いたように、あくまで目安であっていつ決めるのが良いというのはありません。
ただ、赤ちゃんが成長しても一生使う大切な「名前」ですので、私たち親だけでなく本人とっても後悔や不満の無いように決めてあげたいものです。