この頃子供が全然言うことを聞かない・・・
何を言っても返ってくる言葉は「嫌!」「嫌!」の一点張り。
そんなイヤイヤ期真っ只中の子供さんをお持ちの方に
- 有効な対処方法は?
- ストレスの解消法は?
などなど、気になる情報をかき集めてきました!
ちょうど私にも2歳の娘がおりますが、実際にこれらの方法で乗り切っています。
目次
有効な対処法はあるの?
まずはイヤイヤ期に直面している現実に目を向けましょう。
対処法は大きく分けて精神的な考え方と、子供との接し方の2通りになります。
親としての心構えは?
1つ目は私たちの方で、イヤイヤ期に対する考え方を紹介します。
コツとしては前向きにプラス思考で乗り切るということです。
- 大人になるための準備期間と考える
- 私にも昔こんな時期があった
- 子供と一緒に私も親として成長しよう
よく言われることですがはじめから100%完璧な子供もいなければ、100%完璧な親もいません。
みんなそれぞれ色々な壁にぶつかり、悩み迷い、試行錯誤して前進していくものなのです。
子供との接し方は?
2つ目は子供への対処方法ですが、基本的なことが3つあります。
どれも「なんだ、そんなことか」と思われるほど当たり前のことですが、実際にやってみるとなかなか難しいです。
- まずはとにかく子供の意見に耳を傾ける
- 主張をよく理解して共感する
- 危険でないなら好きなようにさせる
また、何を言っても「イヤ!!」という子供に対して「じゃあ何がしたいの?」「どうしたいの?」という具体的な返答を求めがちになります。
しかし、この時期の子供はまだそこまではっきりと自己表現できないことが多いです。
自分のしたいこと(主張)があっても、それをうまく伝えられないのです。
それなら私たちが手伝ってうまく誘導してあげましょう。
- 否定ではなく肯定を「そうだね、嫌だよね?」
- 2択(または3択)の候補を挙げて「どれがいい?」
- 危ないことから気を逸らす「代わりに○○しようか?」
子供はもともと気分屋なものです。
これでダメなら他を考える、この前ダメでも今回はいけるかも?といった柔軟な対応が必要な場合もあります。
例えば、私の上の娘(2歳)はよくズボンを後ろ前に履きます。
後ろにポケットがあるとお気に入りの小物を入れにくいのか、ポケットを前にして履いてしまいます。
「それ後ろ前だよ~、履き替えようね」
と言っても「嫌!無理!」と頑なに嫌がります。
そんな時には猫撫で声で
「そうか、無理か・・・分かった。でも履き替えた方がもっと可愛いんだけどな~」
「お出掛けもすごく楽しくなるんだけどな~」
「ついでにアンパンマンも絶対喜んでくれるよ」
などと適当なことも含めておだてます。
たまに失敗しますがたいていこれでうまくいってます。
しない方が良いことは?
逆にするべきではないのが以下に挙げる5点になります。
- むやみに怒る・叱る・怒鳴る
- ダメ!ダメ!の連発
- 物を与えて言うことを聞かせる
- 無視を続ける
- 子供の人格を否定する
特にしがちなのは3番目の「物(お菓子など)で釣る」という行為です。
買い物先のスーパーや電車の中でぐずったりした場合に、手っ取り早い方法ですが後々のマイナス面が強くなります。
子供はぐずれば何でも欲しいものが手に入るということを覚え、イヤイヤ期を過ぎてもそれが癖になったまま成長する可能性があります。
他に手段が無い場合は仕方ないとしても、安易な連発は避けましょう。
それから、手を出すといった暴力は絶対にやめましょう。
力で抑えつけられた子供は成長するにつれ、欲求や怒りの矛先が別の方向に向いてしまう可能性があります。
同様に「置いて行く」「外に放り出す」「ご飯あげない」といった脅し文句を口にするのも避けましょう。
無視をしたりダメダメの連発は子供との大切な信頼関係が失われてしまいます。
ただ、ギャーギャー泣かれてバタバタ暴れられる時の気持ちはよく分かります。
どうしても必要になるものは?
上で紹介した対処法を実践するために必要なもの、それは「時間(ゆとり)」です。
朝、保育園などに出掛ける際に着替えやトイレなどでモタつくと当然時間がかかります。
出発時間には迫られ、子供が思うように言うことを聞かないとイライラしてしまいます。
私もそれでついつい大きな声を出したことがあります。
子供の言うことを聞くにも、ある程度好きにさせるのも時間的余裕が無くてはとても無理です。
そこは「子供は基本的にマイペース」、「もともと育児は時間がかかるもの」と割り切るしかありません。
何をするにも30分~1時間は前倒しして行動しましょう。
ストレスの解消法は?
イヤイヤ期の子供への対処法は分かったものの、現実はそう甘くはないでしょう。
ストレスも溜まって当然、というより溜まるのが普通なのです。
子供に時間を取られれば自分の自由になる時間が減ります。
はたまた、何もしてくれない夫や同居の家族への不満もあることでしょう。
何事も思う通りにいかないというイライラ・・・
加えて睡眠不足や仕事の疲れでクタクタ・・・
その辛さ、よく分かります。
自分の時間が欲しい!
というのが切実な願いであり、ストレス軽減の特効薬なのです。
その為には
- 夫や家族と交代で自分の時間を作る
- 思い切って保育室や託児所を利用する
とにかく無理しないのが大事ですが、非協力的な夫や家族には何とか理解を求めましょう。
同じような境遇のママ友と交流することで、有益な情報交換や愚痴を言い合うこともできます。
最近では1時間数百円で子供を預かってもらえる託児施設もあります。
詳しくは市役所などの「生活課」「育児課」「子育て支援課」などに問い合わせてみましょう。
時間が作れたら気持ちのリフレッシュとリラックスに充てましょう。
ショッピングやランチ、美容院や映画、カラオケといった子供と一緒では難しい場所や趣味を楽しんではいかがでしょう?
そしてまたやる気を充電してイヤイヤ期の子供と向き合うのです。
ちなみに自宅でできるストレス解消にはこんなものもあります。
それでも限界を感じたら?
もうダメ!!と投げ出してしまう前に専門の保育士や保健士の方に電話で話を聞いてもらうこともできます。
平日だけでなく土日祝日も受け付けていたり、匿名でもOKな所が多いです。
下記に代表的な機関を紹介しておきます。
- 東京都児童相談センター 03-3366-4152
(平日9:00~21:00 土日祝9:00~17:00) - おおさか子育てネット 06-6354-4152
(平日10:00~21:00 土日祝10:00~17:00) - 名古屋市子育て総合相談窓口 052-972-2629
(月曜日~金曜日8:45~17:15)
自分1人で悩まずに誰かに聞いてもらうだけでも楽になる場合があります。
「育児は親の務め」とばかりに使命感、義務感に燃えて頑張りすぎると育児ノイローゼなどの可能性も出てきます。
行き詰まったと感じたら肩の力をちょっと抜いて、考え方を変えてみましょう。
まとめと私の体験談
冒頭にも書きましたが、私にもちょうどイヤイヤ期真っ盛りな2歳児がいます。
私が仕事をしている昼間、育児はほぼ全て妻に任せっぱなしになっています。
先日私が休みの日に3~4時間、留守番で子供の面倒をみたことがありました。
妻はその間に1人で市役所、自転車屋、スーパー2店、ドラッグストア、100円ショップを回って用事を済ませて戻ってきました。
帰るや否や「今日ほど誰にも邪魔されずに用事ができたのは実に久しぶり、とてもスッキリした」と清々しい笑顔で言われました。
妻にとってそれがストレス解消の外出になったようで、私はその時ようやく妻の苦労を実感できました。
貴方の大切な子供さんがイヤイヤ期を無事に通過できるように応援しています。
また、イヤイヤ期に関する他の記事は下記をご参照下さい。
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