周りの子は次々と寝返りを始めたのにうちの子はまだ・・・
もしかしてどこか悪いのかも?
そんな心配と不安をお持ちの方に
- 寝返りの開始時期は?
- 遅くても大丈夫?
- 家での練習方法は?
- 寝返りできてからの注意点は?
などなど、気になる情報を集めてきました!
毎日育児に奮闘されている皆さんの手助けになれば幸いです。
寝返りはいつから?
これは個人差によるところが大きいのですが、早い子では2ヶ月くらいからその前兆があります。
身体を捻ろうともぞもぞ動いたり、足を突っ張ってお尻を浮かせるような動作を始める子がいます。
それでもすぐに寝返りができるわけではなく、首がある程度据わったりといった身体の発達具合が関係しています。
基本的には
- 頭を持ち上げる首の力
- 上半身を支える腕の力
- 体を捻る腰の力
などがそうですが、身体の筋力がバランス良く発達してきたら後は本人のヤル気次第ともいえます。
遅くても大丈夫?
寝返りの開始時期の平均は4~5ヶ月位とされていますが、1歳過ぎてから始める赤ちゃんもいます。
一般的に身体の大きい赤ちゃんは始める時期が遅くなる傾向にあります。
これは体重に対して筋力の発達が追い付いてないのが原因の1つともいわれています。
統計をみると生後8ヶ月時点での寝返り経験は約9割だそうです。
ということは10人に1人くらいはできてなくても普通なのです。
また、中には寝返りをする前にお座りができたり這い這いを始める子もいます。
さらには寝返りを飛び越えて、つかまり立ちまでしてしまう子もいますが、これらの順番は変わっても特に問題はありません。
実はオムツ替えの際に暴れられないので、寝返りは遅ければ遅いほど楽だという考え方もあります。
それでも寝返り開始の遅さが気になる方はかかりつけの小児科の先生に相談してみましょう。
余談になりますが、知り合いのママ友さんで子供が1歳位まで寝返りをしなかったので病院に連れて行った人がいます。
先生は「その子なりのペースがあるので慌てなくても良いですよ。もし、1歳半になってもしないようならもう一度来てください」と言われたそうです。
偶然かもしれませんが、その子は病院にいった日からわずか1週間ほどで寝返りができるようになったと聞きました。
寝返りの練習をするなら?
上でできなくても問題はないと書きましたが、それでもやっぱりできるようになりたいという方のために寝返りの練習法を紹介します。
まず必要条件として赤ちゃんの首が据わっていることが前提です。
怪我など思わぬ事故の可能性がありますので、月齢的には大丈夫でも首がぐらぐらなうちはやめておきましょう。
赤ちゃんの下には固めの座布団か、身体が沈み込まないタオルケットなどがおススメです。
寝返りが「あと少し」でできそう!
という状態はこんな感じかと思われます。
腰を捻り足を交差させて横になった体勢ですが、ここから腕を抜くのが1つの壁になっています。
赤ちゃんが身体の下になっている腕を引き寄せて、頭の重心が向こう側に行くだけで寝返りは成功します。
ただ、ある程度首と腕の力が付いていないとうまくいきません。
赤ちゃんによってはここで「やっぱりやめた、まだいいや」と諦めてしまう子もいます。
私たちに可能な手伝い(サポート)としては、横になっている状態が元に戻らないように腰やお尻に手を当てて支えてあげましょう。
軽く足を持ってあげても良いですが、無理に首を持ち上げたり下にある腕を引っ張ったりするのは避けた方が無難です。
脱臼などの危険性が考えられます。
はじめは得意な方側(本人が体を捻る側)だけにしておいて、慣れてきたら反対方向への寝返りを練習しましょう。
また、『戻り』(うつ伏せ ⇒ 仰向け)は今すぐにはできない場合が多いです。
焦らずに本人がしたがるまで無理にしない方が良いでしょう。
できるようになってからの注意点とは?
実は寝返りができるようになって喜んでいられるのは束の間で、今度は別の点に注意しなくてはなりません。
赤ちゃんの首が据わりたての頃はまだ長時間首を持ち上げていられません。
寝返りでうつ伏せになった場合、敷いてある布団で窒息してしまうことがあります。
特に赤ちゃんの身体が沈み込んでしまうくらい、ふわふわで柔らかい布団などは敷かない方が良いでしょう。
うつ伏せ寝からの窒息が乳幼児突然死症候群の原因の1つではないかともいわれています。
また、オムツ替えや授乳後に少し置いていたソファや台の上から寝返りして床に転落・・・という事故も多いです。
替えたオムツをゴミ箱に捨てに行く間のわずか10数秒でも起こり得ります。
ベッド柵のし忘れからも同様で、とにかく目を離せません。
そんな心配もあってうちではこんな物を使っています。
これは赤ちゃんの両脇に土手(?)を作って寝返りを防止するものです。
片方がマジックテープで取り外せて間の幅を調整できるため、赤ちゃんの成長にも合わせられて便利です。
西松屋や赤ちゃん本舗で売られていて、価格は2,000円前後でした。
最近ではネット通販などでも品数が豊富で、わざわざ外に出なくても家にいながら注文できるのが強みです。
寝返りができるようになって嬉しいのと同時に、「私たちの目が届かないときの寝返り防止」ということを頭に入れておかなくてはなりません。
まとめと私の体験談
この時期の赤ちゃんはとにかく日々の成長が早く、昨日までできなかった寝返りが今日突然できるようになったりもします。
私の下の娘はちょうど4ヶ月で寝返りが成功しました。
一度うまくいくとコツをつかんだのか、同じ方向だけですがコロコロ転がってます。
うつ伏せになった後しばらくは腕の力で頭と上体を起こしていますが、だんだん疲れてくるのか頭が下がってきて泣きます。
仰向けにする ⇒ 寝返り ⇒ うつ伏せ ⇒ 泣く ⇒ 仰向けに・・・の繰り返しですが、見ていて楽しいです。
記事の冒頭でも書きましたが、寝返りの開始時期には個人差があって特に決まってはいません。
周りと比べるより、貴方の赤ちゃんの個性と考えて長い目で温かく見守ってあげましょう。