節分の豆まきの由来とは?意外と知られていない鬼の秘密はコレだ!!



もうすぐ節分の豆まきの日がやってきますね。

わが国ではいつ頃から「節分」「豆まき」「鬼は外、福は内」・・・といった
風習があったのでしょうか?

まず、古くは今から約1300年ほど前の平安時代と言われています。
もともと山に住んでいた悪い鬼が山を降りてきては都を荒らし、人々を
苦しめていたそうです。その鬼を懲らしめるために炒り豆(大豆)を投げ
つけて邪気を払ったそうです。

節分

ついで?かどうかわかりませんが、自分の年齢の数プラス一粒の豆を
食べることで体が丈夫になり風邪をひかなくなるといいます。豆などの
穀物には「生命の源」「魔除け」の効果があると信じられてきました。

次にいわゆる「鬼は外!福は内!」という掛け声についてですが、
これは豆まきが始まってだいぶ経ってから定着したとされています。
年代にすると約600年程前になりますので、比較的歴史は浅いと考え
られます。掛け声が一般的になるまで、人々は何て言いながら豆を
まいていたのか気になるところでもあります。

ちなみに、日本では「鬼」という存在を必ずしも完全なる「悪」と定義付け
しているのかというと、実はそうではありません。

あまり多くはありませんが「鬼」の付く苗字を持つ方々がおられます。

ぱっと思い付く苗字では
「鬼塚(おにづか)さん」「九鬼(くき)さん」「鬼頭(きとう)さん」・・・位でしょうか?
もう少し調べてみますと
「鬼丸(おにまる)さん」「鬼形(おにかた)さん」「鬼原(おにはら)さん」
全く思い付かなかった珍しい苗字では
「百目木(どうめき)さん」「青鬼(あおき)さん」「鬼灯(ほおづき)さん」
「百鬼(なきり)さん」・・・などなど実は結構おられました。

その為か「鬼は(も)内!福は(も)内!」という掛け声を用いる地方やお祭り、
慣わしがあります。主には鬼を祭ってある寺社に多いそうです。

悪さをする鬼もいれば、私も小さい頃に絵本で読んだ事がありますが
「良い鬼」もいるという訳ですね。

豆まき用の豆の種類について

そして、節分である二月三日が近付きますとデパートの催し物コーナーや、
近所のスーパー、はたまたホームセンターなどで「福豆」などと書かれた
炒り豆を見かけます。
たいていは大豆なのですが、北海道・東北・北陸・九州の一部では
「落花生」(ピーナッツ)を撒くという風習がある
そうです。

その他にも昔は米や麦、炭なども撒いていたそうですが、手頃で
撒きやすい穀物ならある程度何でも良かったのかもしれませんね。

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鬼の面には秘密があった?

ところで、その「福豆」などにオマケとしてついてきたり、売り場に
一緒に置いてある紙製の「鬼の面」ですが・・・核家族の家庭では
「鬼役」は誰になるのでしょう?

おそらくだいたいはお父さんが鬼のお面をかぶり、場合によっては
帰宅時に外から入ってきては子供たちを驚かせます。怖がる
子供たちはお母さんから「魔除けの豆」を受け取りお父さん鬼に
投げ付けます。「参った、参った!」と退散するお父さん鬼・・・
実に微笑ましい演出ですね。

しかしながら本来は一家の長である父親や地方によってはその年
の年男が、家を代表して豆をまき鬼(になぞらえた厄災など)を追い
払い福(幸せなど)と呼び込む・・・という行事なのです。

いづれにしても節分と豆まきで一家団欒、家族の結束まで出来て
しまう事を考えると、「鬼さん」の存在も大事にすべきなのかも
しれませんね。

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