もうすぐ生後100日のお食い初め・・・
料理や衣装は準備できたけど
あとはお膳に添える「石」について
- どこで手に入るのか?
- どんな形が良いのか?
- いくつ必要なのか?
- 代用品は何があるのか?
などなど、初めての際には色々疑問があると思います。
今日はそんな貴方に代わり、お食い初めの石について
関連事項を徹底的に調査してきました!
私の集めた情報がお役に立てれば光栄です。
目次
そもそも何の為の石なの?
生後100日付近になると赤ちゃんに乳歯が生え始めます。
その際に行うのが「お食い初め」という儀式です。
『赤ちゃんに石のように丈夫で健康な歯が生えてきますように』
という願いからお祝い膳に添えるのが
「歯固め石(はがためいし)」と呼ばれています。
ちなみに、赤ちゃんの頭はこの時期まだ柔らかいので
早く頭が固くなりますようにという願いも含まれているそうです。
どこで入手すればいいの?
それでは実際に入手方法(場所)を紹介します。
基本的には下の3つになります。
- 神社の境内からお借りする
- 河原などから拾う
- 購入する
神社からお借りするには?
神社はお宮参りをした所であればなお良いとされています。
別に近所にある普通の神社でも構いません。
神社によってはお宮参り(生後30日辺り)の際に
「歯固め石」もセットで頂ける所もあります。
また、下の写真のように誰でもお持ち帰りができるように
あらかじめ用意されている神社もあります。
私の場合はお宮参りに行った神社の
境内にある小石を見つくろってお借りしてきました。
ちなみに神社の境内からお借りする場合には
一声掛けるのがマナーでもあります。
稀ですが、「神社の境内のものは全て神様のものなので
持ち出しをお断りさせて頂いている」という所もあります。
その場合は素直に諦めて、他の所を当たりましょう。
歯の神様がおられる神社とは?
神社は神社でも普通の神社ではなく
歯の神様を祭ってある神社の石をお借りしたいという方に
全国にある「歯の神社」を紹介します。
目に良い、頭や足に良いといった神様はたくさんおられますが
「歯」に良い神様は実は意外と少ないのです。
- 白山神社(全国各地)
- 味噌なめ地蔵(群馬県北杜市須玉町若神子2739)
- 歯神社(大阪市北区角田町2-8)
- 歯神之社(京都市南区油小路通東寺通下ル)
- 松原神社(鹿児島市松原町3-35)
全国的に有名なところでは白山(はくさん・しらやま)神社です。
北は青森県から南は佐賀県までありますが
主に愛知、岐阜、静岡に集中しています。
愛知県にしかありませんが、白山社(はくさんしゃ)というお社(やしろ)も
歯に良いといわれる神様が祭られています。
河原などから拾う場合には?
上の項目では神社を紹介しましたが
特に入手場所が決められている訳ではありません。
宗教の関係などで神社を敬遠しなければならない場合も
あろうかと思います。
京都では昔から鴨川の河原で拾う風習が残っています。
また、拾う場所には注意も必要です。
なるべく人通りが無く、綺麗そうな場所で探しましょう。
道端だと犬の散歩コースだったりして
いわゆる「落し物」による衛生的不安があります。
ただし、立入禁止であったり足元などが危険な場所は
避けましょう。
調査の中にはお寺から拾ってきたという方もおられました。
購入するには?
ネットなら楽天やアマゾンで取り扱っています。
神社によってはお札や絵馬と並び、歯固め石も授かる事ができます。
ちなみに近年ではパワーストーンや誕生石などを歯固め石として
扱っているお店もあります。
「歯固めジュエリー」といって赤ちゃんが噛んでも安心の素材で作られた
ママ用のアクセサリーなどもあります。
お食い初めの時だけでなく普段からネックレスやペンダント
バングルなどに使用できます。
価格も様々ですが歯固め石だけなら500円~1,000円くらいで
パワーストーンやアクセサリーになると数千円以上するものがあります。
色や形に決まりはあるの?
できれば3色(赤・白・黒)の石が良いとされていますが
特に決まりはなく、白1個だけでも黒3個でもかまいません。
形も四角や丸型、長細くても大丈夫です。
ただ、お膳に乗りやすく見栄えを考えると
「ツルツルで丸っこい石」を探してみてはいかがでしょうか。
大きさも通常は2~3cm位のものが良いでしょう。
小さすぎると無くしやすく、5cmを超えるとお膳に乗せにくくなります。
石の代用品になるものは?
石の用意が難しかったりする場合には他のものでも代用できます。
以下に一例を紹介します。
地方によっては代用品ではなく昔から使われてきたものもあります。
- 蛸(たこ)
- 鮑(あわび)
- 梅干し
- 紅白餅
- 栗(くり)や胡桃(くるみ)
- 碁石
主に関西や四国で歯固め用に使われているタコですが
実はそれなりの訳があります。
- タコのような硬い食べ物でも噛めるように
- タコの吸盤のように綺麗な歯並びになるように
- タコを多幸(たこう)と掛けて幸せになるように
- 食(た)べることに困(こま)らないように
ほとんど縁起担ぎと語呂合わせですがなかなか面白いものです。
鮑(あわび)は主に東北地方で使われます。
地元の特産に加えて硬いため、歯固め用とされています。
同様に山間部では海の幸が手に入りにくいことから
栗(くり)や胡桃(くるみ)といった硬い木の実が利用されています。
また、石は石でも碁石といった変り種もあります。
硬そうなものなら何でも良いのもしれません。
ちなみに梅干しには歯の健康に加えて
「しわができる位まで長生きして欲しい」
という長寿の願いも込められています。
まとめと私の体験談
このようにお食い初めに用いる「歯固め石」ですが
調べてみると色々出てきました。
地域や習慣、伝統などで石の入手方法は異なりますが
とりあえず神社へ行ってみましょう。
時間がなかったり、外に落ちているものをいくら洗っても
食卓に乗せるのはやはり抵抗が・・・
という方には手軽なタコや梅干しがおススメです。
他には料亭やホテル、仕出しでお食い初めの「祝い膳」を頼んだ場合
歯固め石もセットで付いてくることが多いです。
貴方の大切な赤ちゃんに健康で丈夫な歯が生えてきますよう
私も願っております。
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