赤ちゃんが急に泣き出したり、何かを吐き戻した!
または苦しみ出したり、呼吸する様子がおかしい!
そんな時には異物の誤飲が考えられます。
慌てて病院に連れて行く前にしておいた方が良いことがあります。
まずは落ち着いて赤ちゃんの様子と、その付近に注目しましょう。
飲み込んだ(と思われる)異物によって、その場で「吐かせるもの」と
「吐かせないもの」があります。
また、何かを飲ませた方が良い場合と、そうでない場合もあります。
以下に誤飲した異物別に対応をまとめました。
大きく分けて4種類あります。
目次
何も飲ませず、吐かせず病院へ!
- 画鋲、押しピン、針など
- 灯油、ガソリンなど
- 電池など(特にボタン型)
- マニキュアの除光液
無理に吐かせようとすると、尖ったものが食道や喉を傷付ける
可能性があります。
また、灯油などが気管支に入ると肺炎を引き起こすこともあり
大変危険です。
牛乳、ミルク(母乳も可)を飲ませて、吐かせず病院へ!
- 洗剤類(酸性、アルカリ性どちらも)
- 漂白剤(台所用、衣服用、浴室用など)
- 殺虫剤、防虫剤(特にナフタリン、樟脳など)
これらは飲んだ後に吐かせると、再び喉や食道の粘膜を
傷付けてしまいます。
有害な成分の働きを弱めるため、胃の内部表面を保護するために
水よりはミルク類を飲ませる方が良いといわれています。
生卵でも代用が可能です。
同時に、口の中や周りをすすいであげてください。
何も飲ませず、吐かせて病院へ!
- おもちゃ、化学製品、ビニール袋類
- ティッシュ、ひも、布類
- ピーナッツ、豆類
小さいもので完全に飲み込んでしまえば便と一緒に
体外へ排出されることもあります。しかし、食道や喉の奥で
詰まってしまうと窒息の危険性があります。
また、気管に入ってしまった場合、数日してから呼吸障害を
引き起こすなどの危険性があります。
水を飲ませて吐かせて病院へ!
- タバコ(吸殻、水溶液、葉っぱなど全て含む)
- 大人用の医薬品(かぜ薬、精神安定剤、睡眠薬、強心剤など)
- 化粧品類(香水、コロン、口紅など)
赤ちゃんの身体への吸収を少しでも減らすために、水を飲ませて
いち早く吐かせてください。
香水などは成分にアルコールを含むものがあり、
赤ちゃんには少量でもアルコール中毒になる危険性があります。
また、タバコに含まれるタールやニコチンは大変有害です。
タバコ自体よりも、吸い殻を浸した水の方が毒性が強くなります。
ジュースの空き缶などに液体を残して灰皿代わりにするのは避けましょう。
赤ちゃんが間違えて飲んでしまう恐れがあります。
病院に行く際の注意点
上に書いた赤ちゃんが誤飲した場合の対応をした後は
急いで小児科へ向かいましょう。
その際に2点だけ覚えていて欲しいことがあります。
- 「何を」「いつ頃」「どの位」飲んだか説明できるようにしておく
- 飲んだ(と思われる)ものが残っていれば一緒に持参する
身近な誤飲の体験談
実は私も2歳位の頃にマニキュアの除光液を口に入れた経験があります。
よく覚えてはいませんが、私の母親から聞いた話によりますと
化粧品の入ったバッグの中を漁っていて、小さなビンに入っていた
除光液を飲もうとしたものの、苦かったのかすぐに吐き出したとのことです。
飲み込まなかったのが幸いでしたが、母親はかなり慌てたと言っておりました。
そして、私の娘も1歳になる少し前にスパンコール(星型)を誤飲しました。
貰ったメッセージカードをしゃぶっていた娘が急に嘔吐し、
その中にスパンコールが見つかりました。
どこにあったのか・・・?
と思って付近を探すとメッセージカードに貼られていたスパンコールが
剥がれ、それを飲み込んでいたようです。
私も知らなかったのですが、スパンコールは金属製でした。
しかも丸型ならまだしも、尖った星型だったので冷や汗が出ました。
誤飲を防ぐための注意点
- 可能なら毎日(無理なら2~3日に一度)掃除機をかける
- 室内の整理整頓に努める
- 赤ちゃんの手の届くところに物を置かない
- 引き出しや戸棚には開かないようにロックをする
- よそのお宅にお邪魔するときは赤ちゃんから目を離さない
手に届き、掴んだものをとりあえず口に入れてみるのは
防ぎようのない赤ちゃんの習性です。
大きな事故に繋がらないように常に気を配るのは保護者や
周りの大人の義務でもあります。
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