自分の会社が実はブラック企業だった!!
入社して数年、数ヶ月、もっと早い場合には数日で気付く場合もあります。
さあ、貴方ならどうしますか?
転職情報誌を眺めて次の職を探す?
その前にするべき事があります、まず今の仕事を辞めなくてはなりません。
ちなみに、実体験よりそう簡単な事ではありません・・・。
なぜならブラック企業(以下ブラック)とは「普通」と言われる企業、会社、
組織、 団体とは全くかけ離れた存在だからです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、そこには社会通念、コンプライアンス
(法令順守)、その他まさに一般常識と呼ばれる事から逸脱した空間なのです。
目次
辞めようと思っても辞めさせて貰えない
普通の会社で、普通の感覚を持った社員なら 「嫌になったのなら、辞めれば
いいでしょ?」
で、一ヶ月くらい前に退職願を提出して「受理されて」済む話なのですが・・・。
法律的には2週間前で良いのですが・・・。
ブラックでは受理されません。
なぜでしょうか?
よく社員は資産であると言います。これは一般企業にとっても、ブラックに
とってもその通りです。ただ、それぞれの考え方で決定的に違う事があります。
・一般企業にとって・・・社員は普通に資産
・ブラックにとって・・・社員は
深夜まで残業してくれる(もちろんサービス)
休日出勤してくれる(もちろん無給)
上司に楯突かない(そういう空気が蔓延)
有給も消化しない(出来る状況にない)
などなど、会社側にとって旨味たっぷりの資産だからです。せっかく入って
来た貴重な働き手をそう簡単に手放せませんよね?
あの手この手の引き留め手段
よくここまで屁理屈ともいえる理屈を並べられるものだと思いましたが、
覚えている範囲で幾つか挙げてみます。
「お前の今までの教育に幾らかかっていると思っているんだ?」
確かに一理はあります。個人差はあると思いますが、新入社員として入社して
通常3年程は役に立たない(=会社の利益に貢献できない)といわれています。
要は、一人前になるまでは会社が損をして育ててるのだから、稼げるようになる
前にやめるとはどういうことだ!と言っているのと同じです。
「お前のようなダメ人間を他で雇ってくれる所なんかないぞ?」
大きなお世話です・・・。どこまで自分の会社の寛容さを恩着せがましく言えば
気が済むのでしょう。
要は、ここを辞めたらどこにも行く所がないのだから、雇ってやっている事に
感謝して黙って働け!と言っているのと同じです。
「お前、逃げるのか?この前取引で失敗した損害額、請求するからな」
もはや脅迫です。
でも実際に言われました。他にもここに書けないような罵詈雑言、差別用語、
セクハラ、パワハラのオンパレードが日常茶飯事となっていました。
おそらくもっと凄い、非道な会社もあるでしょう、私のいた会社はまだまだ
生ぬるい方かもしれません。
長引く不況に加えて世知辛い世の中・・・。ブラック企業の実態というダークな
話題で申し訳ありませんが、同じような体験をされた方は決して少なくないと
考えています。
貴方の勤め先が健全で、未来ある企業であることをお祈りします。