育児に奮闘中のお母さんお父さん、毎日本当にお疲れ様です。
皆さんの赤ちゃんは「おしゃぶり」好きでしょうか?
寝付き時、夜泣き対策、お出掛けの際・・・
うちでは必需品!というご家庭もあろうかと思います。
しかし、同時にこんな話を聞かれたことはないでしょうか?
おしゃぶりは歯並びが悪くなる!?
これが本当なら、赤ちゃんにとって一生付いて回る
重要な問題です。
今日は気になる「おしゃぶり」の使用について徹底検証しました。
おしゃぶりで歯並びが悪くなるの?
色々なサイトや育児の本を調べてみると
赤ちゃんの歯並びが悪くなる原因のひとつとして
確かにおしゃぶりが挙げられています。
ちなみに一言で歯並びが悪いといっても、その症状は様々で
代表的なものは以下のように分けられています。
- 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
「出っ歯」のことで上の歯が前に出ている状態 - 反対咬合(はんたいこうごう)
「受け口」のことで下の歯が前に出ている状態 - 叢生(そうせい)
「乱ぐい歯」のことで歯並びがデコボコになった状態
八重歯もこの一種 - 空隙歯列(くうげきしれつ)
「すきっ歯」のことで歯と歯の間に隙間がある状態 - 開咬(かいこう)
上下の前歯が噛み合っていない状態 - 過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯が被さることにより下の歯が見えない状態
ちなみに私の歯並びは上顎前突、叢生、開咬です。
漢字の専門用語で書くと難しいですが
「出っ歯で並びがデコボコしていて、上下も噛み合わない」
といったところです。
気になって私の親に乳児の頃おしゃぶりを使ったかどうか
聞いてみましたが、そのような事実はありませんでした。
私の場合はおしゃぶりではなく他の原因で歯並びが
悪くなったといえます。
こちらは日本小児歯科学会さんのホームページですが
下の方に歯並びの写真などが詳しく掲載されています。
一方、アメリカでは正反対の傾向?
日本国内ではおしゃぶりを長く使用することについて
否定的な意見が多いのに対して、アメリカではどうでしょう?
実はおしゃぶりを使用することで
乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性が減る(らしい)
と考えられているそうです。
その理由は、赤ちゃんが就寝時におしゃぶりをくわえていることで
布団に顔が埋まって呼吸が困難な状態になるのを防ぐとのことです。
それらの研究と調査を受けてか、米国小児科学会では
SIDS予防におしゃぶりを推奨しています。
もちろん乳幼児突然死症候群の原因といわれるものについては
就寝時の窒息だけではありません。
母親の喫煙や粉ミルクなど、他にも解明されていない原因もあります。
誤解のないように繰り返しますが、これはアメリカでの考え方です。
そもそも日本では寝ている赤ちゃんの周りにはおもちゃなどを含め
「物を置かない」というのが多数派の意見となっています。
歯並びの悪さは遺伝する?
これには諸説あるようです。
歯並びというよりは顎の骨格が親に似てくるために
そこに生える歯の並び方も必然的に似る(つまりは遺伝する)
というものです。
ただ、親子で顔がそっくりな人もいれば、両親のどちらにも
似ていない人もいます。
「たまたま」ということも考えられますが、歯科医の先生の中には
高確率で遺伝すると発表されている方もおられます。
しかし反対意見もあります。
遺伝はあまり関係なく、幼少期に「甘いもの、柔らかいもの」を
与え過ぎた結果で歯並びが悪くなるというものです。
顎は本来、硬いものや弾力のあるものを噛むことによって鍛えられます。
これが不足していた場合、歯が生え揃うのに十分な大きさに成長しません。
つまりは「小さくて狭いスペースに無理やり歯が生えようとする」ため
どうしてもガタガタ、デコボコな歯並びになる可能性があります。
歯並びの悪さについて、なるほど!
と思った例え方がありましたので紹介いたします。
6人掛けのベンチに8人座ろうとする状態
まさに押し合いへし合いですね。
結局いつまでにやめるのが良い?
赤ちゃんの成長には個人差があるものの
一般的には1歳前後が目安
とされています。
遅くとも2歳の誕生日までにはおしゃぶりは卒業されるのが
好ましいと思われます。
普通の赤ちゃんでしたら上下の乳歯が生え揃う時期でもあります。
これ以降の使用は歯並びに影響する可能性が高まります。
また、おしゃぶり使用の中止が早ければ早いほど
歯並びの悪さも改善しやすいといわれています。
まとめとして
おしゃぶりの危険性ばかり紹介しましたが
赤ちゃんや育児をされる方への利点も存在します。
- 赤ちゃんが精神的に安定する
- 泣いていても簡単に泣き止む
- お出掛け先などで静かになる
- 寝付きが良くなる
- お母さんお父さんのストレスが減る
などなど、育児アイテムとして優秀な面があります。
しかしながら、一旦悪くなった歯並びを矯正するとなると
何十万から、時には百万円単位でお金が必要です。
先にも書いたとおり、どうしても使わざるを得ないなら
1歳までという期間限定使用をおすすめします。
現在使っていて、やめさせようとしたが難しい場合などは
専門家である小児歯科の先生に相談しましょう。
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