生まれたての赤ちゃんは身体のどの部分をとってみても小さく、そっと触れることですら慎重にならざるを得ません。
そんな赤ちゃんの爪を切る・・・というのは実に勇気が必要なことで、一大決心でもあります。
- うまく切れるだろうか?
- 普通の爪切りでいいの?
- もし爪以外の部分を切ってしまったら?
などなど、今日は初めて赤ちゃんの爪切りに挑戦される方々の為に色々と調べてきました!
一度頑張ったけど赤ちゃんに暴れられたりして、うまく切れなかった方の手助けにもなれば幸いです。
目次
おススメの爪切りは?
まずは爪切りの選び方ですが、これはベビー用はさみ型のものが使いやすいと思います。
赤ちゃん本舗や西松屋、普通のドラッグストアのベビー用品コーナーにも置いてあります。
値段は一般的なもので700円~1,000円程度です。
ちなみにうちではピジョンのものを使っています。
写真のように刃の部分が1cm程で、先も丸くなっています。
微妙な力加減ができるので切り過ぎを防いだり、赤ちゃんが不意に動いた場合すぐに手を止める事も可能です。
さらにこのベビー爪切りは、乳児期だけでなく意外と長い期間使用することができます。
我が家では2歳半になる上の子にもまだ同じものを使っています。
大人用爪切りではダメなの?
私たちが主に使う一般的な「テコ型」や「ニッパー型」はおススメできません。
赤ちゃんの指に対しても大きすぎます。
写真のように形は似ていますが、「眉毛切り」や「鼻毛切り」も用途が違うので使わないようにしましょう。
切り過ぎて「深爪」になったり、先も尖っているので危険です。
なかなか外に買いに行く時間が・・・
という方にはネット通販もおススメです。
中には新生児から使えて、安心安全な電動ネイルケアセットもあります。
「刃」が付いていないので爪切りというより「爪とぎ器」という感じです。
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はさみ型はどうしても苦手・・・という方にもおススメです。
具体的な切り方は?
特に初めての場合、爪を切るタイミングとしては寝ている間がベストです。
起きている時だと頻繁に手足を動かしますので、慣れないうちは避けた方が無難です。
もしパパなどの協力者がいるなら授乳やミルクの時間といった、赤ちゃんが静かになる時を見計らうのが良いでしょう。
それからできれば昼間の明るい時間帯がおススメです。
夜でもなるべく照明の下などで、赤ちゃんの小さな指と爪がよく見える状態にしておきましょう。
お風呂上りは赤ちゃんの爪が柔らかくなり、切り過ぎてしまう可能性があります。
また、爪切りの前に赤ちゃんを座布団やタオルケットの上に移動させておくと、後で切った爪を片付けるのに便利です。
(気を付けていても切った爪はあちこちに飛んでしまいます)
手の爪はどう切るの?
まず赤ちゃんとママの体勢ですが、寝ている赤ちゃんの頭側に座ります。
赤ちゃんが固く拳を握ってしまう場合(グーの手)には、開いた隙にママの左手の指を握らせておくと切りやすいです。
指を1本ずつゆっくり広げ、爪の先の白い部分は1mm程度残して切りましょう。
この部分を全部切ろうとすると深爪になったり、指の先の皮を切ってしまう恐れがあります。
先に爪の端から切っても、真ん中から切っても特に問題はありませんので切りやすい方からしましょう。
コツとしては一度に大部分を切ろうとせず、2~3回に分けて「ちょんちょん」という感じで切ります。
そして手の爪は最終的に両角も切って丸く仕上げます。
足の爪はどう切るの?
次に足の方ですが、ママは寝ている赤ちゃんの足元側に座るのが良いでしょう。
手のように指を1本1本持つのは難しいので、足首の辺りを優しく掴んで固定します。
白い部分を1mm程度残すのは手と同じですが、足の爪は最終的に真っ直ぐ切って両角を残すのが良いとされています。
その理由として、足の爪は他の身体の部位(顔など)を傷付ける心配が少ないためです。
また、巻き爪を予防するためともいわれています。
「やすり」はかけた方がいいの?
私たち大人は爪を切った後、仕上げとして「やすり」をかける場合が多いです。
しかし赤ちゃんに対しては、手足ともに無理にかける必要はありません。
赤ちゃん用の爪切りに「やすり」が付いてないタイプも多く、あっても肌も一緒に擦ってしまう可能性があるからです。
もし血が出てしまったら?
ふとした弾みに赤ちゃんの手が動いたり、うっかりして指の先を切ってしまう場合もあります。
まずは落ち着いて赤ちゃんの指先をよく見ましょう。
赤ちゃん用の爪切りでしたら、そこまで深い傷にならないはずです。
ティッシュなどで押さえて数分で血が止まれば特に何もしなくて大丈夫です。
ただ、明らかに出血が続いているようでしたらすぐに小児科に行きましょう。
絆創膏は赤ちゃんが誤って飲み込む可能性がありますので、しない方が良いでしょう。
まとめと私の体験談
私も初めて娘の爪を切った時には、かなり時間もかかった上に所々深爪になってしまいました。
娘は寝ていましたが「もし、今動かれたら・・・」とハラハラドキドキしながら切ったのを思い出します。
爪切りの途中で赤ちゃんの目が覚めてしまったら、無理をせず続きは次回にしましょう。
一度に両手両足の爪を全部切らなくても良いのです。
また、赤ちゃんのうちは爪が伸びるスピードが速いように感じます。
「ついこの前切ったと思ったのにまた伸びてる!」
といった具合にだいたい4~5日に1回は切っています。
それでも、うっかり切り忘れて顔や頭に「引っ掻き傷」を作ってしまうこともしばしば・・・。
もし、ちゃんと爪を切っていても掻き傷ができてしまう場合には「赤ちゃん用ミトン」を使う方法もあります。
参考までに取り扱いのあるサイトを載せておきます。
可愛らしい柄で、別売りの肌着とお揃いにすることができます。
色も3種類から選べて赤ちゃんの肌に優しい生地を使用しています。
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上で爪切りの方法について色々書きましたが、一旦コツを掴んで慣れてしまえばそれ程難しいことではありません。
人それぞれにやりやすい体勢などもありますので、実際に試してみるのが一番です。
小さくて可愛い赤ちゃんの爪を切ることができるのは、一生のうちで今だけなのです。