もうすぐ「母の日」がやってきます。
毎年何気なくお祝いをしていますが、そもそも「母の日」とは
いつ、どこで、どのようにして出来たものでしょうか?
今日はそんな皆さんの疑問に答えるべく
関連事項を片っ端から、とことん調査してきました。
母の日の起源はどこの国?
一般的にはアメリカから始まったとされています。
調べていたら100年以上の歴史がありました。
ちなみに英語では「Mother’s Day」と言います。
完全にそのままですね。
色々と歴史的背景が出てきましたので
分かりやすいように関連事項を年表にしてみました。
アメリカでの歴史は?
- 1861年~1865年(アメリカ南北戦争中)・・・アン・ジャービス氏が
ウェストバージニア州で「母の仕事の日」を作る。
これは戦争中にも関わらず、敵味方の区別なしに
負傷兵士の衛生状態を改善するために地域の女性をまとめた活動。 - 1870年・・・アメリカの女性参政権運動家ジュリア・ウォード・ハウ氏が
「母の仕事の日」を参考に「母の日宣言」を発表する。
こちらは、戦争中に自分の夫や子供を兵士として戦場へ送り出すのを
禁止しよう(=戦争反対)とした活動。 - 1905年・・・教会で教師をしていたアン・ジャービス氏が亡くなる。
- 1907年5月12日・・・アン・ジャービス氏の娘、アンナ氏が
亡き母親のために生前好んでいた白いカーネーションを贈る。
これが「母の日」の起源とされる。 - 1908年5月10日・・・アン・ジャービス氏の教え子470人とその母親が
集まり最初の「母の日」を祝う。
そこでアンナ氏は参加者全員に白いカーネーションを贈る。
そのため、当時は白いカーネーションが「母の日」の象徴になっていた。 - 1914年・・・「母の日」は5月の第2日曜日としてアメリカの正式な記念日に制定される。
我が国、日本での歴史は?
- 1915年頃(大正4年)・・・当時の青山学院教授であった
アレクサンダー女史によって日本に母の日が紹介される。 - 1931年(昭和6年)に、大日本連合婦人会が結成されたのを
きっかけに当時の皇后(香淳皇后)の誕生日である
3月6日(地久節)を「母の日」と定める。 - 1937年(昭和12年)5月8日・・・お菓子のメーカーとして有名な
森永製菓により豊島園で第1回「森永母の日大会」が開催される。 - 1949年(昭和24年)頃・・・アメリカに習って「母の日」は
5月の第2日曜日とされ、以後定着して現在に至る。
世界中にある母の日とは?
今や「母の日」はアメリカと日本だけではありません。
世界中の多くの国で記念日として制定されています。
やはりアメリカに影響されてか、5月の第2日曜日にある国が
最も多くなっています。
また、続いてそれ以外の5月中にある国も多いです。
5月の第2日曜日の国々(現在27ヶ国)
- 日本、アメリカ、カナダ、香港、台湾、オーストラリア、ドイツ
- イタリア、南アフリカ共和国、シンガポール、ニュージーランド
- ペルー、フィリピン、ベルギー、ブラジル、チリ、コロンビア
- キューバ、デンマーク、エクアドル、プエルトリコ、スイス、チェコ
- リヒテンシュタイン、ウルグアイ、中国、ウクライナ